
協働ロボット比較表|導入時の選び方と確認すべき5つのポイント
近年、ロボット技術の進化に伴い、協働ロボット(コボット)を取り扱うメーカーが急増しています。これらのロボットは、人と安全に共存しながら作業できることから、製造業をはじめ多くの分野で注目されています。市場には、可搬重量の小さい軽量タイプから、最近では、高可搬なタイプまで、用途に応じた多様なロボットが登場しています。そのためどのロボットを選べば良いか分からず、選定に悩む方も多いのではないでしょうか。
弊社では、複数メーカーのロボットを取り扱っております。選定の際に重要となってくるリーチと可搬重量に重点を置き、一目で比較できる協働ロボット比較表を作成しました。各メーカーのサイトを個別に確認する手間を省き、お客様の用途に合ったロボットを効率的に絞り込むことが可能です。この記事では、選定の際に役立つ、協働ロボット比較表、導入前に必ず押さえておくべき5つの視点そして最新の市場動向を解説します。
▼協働ロボットとは
リーチ・可搬重量別協働ロボット比較表
協働ロボットを選ぶ際は、初めに可搬重量とリーチを軸に対応可能なロボットを絞り込みます。その後、作業に求められる精度や動作速度、IP等の環境要件、必要に応じてビジョンシステムの有無などを確認します。
【協働ロボット比較表掲載メーカ】
- OMRON
- ABB
- FANUC
- DOBOT
- DENSO WAVE
協働ロボット比較表
※()内はリーチ長を記載しています。単位:mm
(2026年3月現在)
▼デモ(出張可能)/ロボルーム見学
▼導入のご相談
協働ロボット導入時のお役立ち資料|協働ロボットの要求事項
ロボットの導入にはリスクアセスメントが必要です。システム安全修士による、協働ロボットの要求事項に関する記事を紹介しています。導入の際にぜひお役立てください。
▼協働ロボット要求事項
協働ロボット導入時に押さえておきたい5つのポイント
性能や価格だけで選ぶと、導入後に「思ったより使いづらい」「現場に合わなかった」といった問題が起こることもあります。以下の5つの視点で、導入前にしっかり検討しましょう。
①導入コストと投資対効果(ROI)
ロボット導入の費用は、本体価格だけではありません。以下の項目を含めた総コストの把握が重要です。
ロボット本体価格
周辺機器費用(グリッパー、センサー、カメラ、架台など)
設置・工事費用
システムインテグレーション(SIer)費用
教育・検証費用
総コストを把握した上で、ロボット導入による利益(人件費削減、生産性向上など)を試算し、ROI(投資対効果)として「何年で投資を回収できるか」を明確にすることが、極めて重要です。
②保守・サポート体制の確認
ロボットを長期的に安定稼働させるためには、導入後のサポート体制が重要です。必要なサポートが受けられるのかを確認しましょう。
トラブル発生時の対応速度と内容
定期メンテナンスの有無と費用
販売代理店やSIerの技術力、実績
③現場環境との適合性
ロボットが実際に稼働するスペースと環境条件をチェックします。
設置スペースの確認: ロボットのサイズ、重量、動作範囲が、設置予定の現場に物理的に収まるかを確認します
動作条件の確認: 電源・通信環境はもちろん、現場の温度、湿度、粉塵などの環境条件がロボットのIP等級や動作保証範囲内であるかをチェックします。
④作業内容とのマッチング
協働ロボット、周辺機器などの能力と、自動化したい作業が本当にマッチしているかを確認します。
ワーク(対象物)の特性: 扱う製品のサイズ、重量、材質(光沢、透明性など)、形状が、ロボットのハンドやビジョンシステムで確実に扱えるか。
要求される精度と速度: 目標のタクトタイムや品質精度をロボットシステムが達成できるかを検証します。
カタログ上の数値だけでなく、実際の工程と照らし合わせたデモや事前検証を行うことで、導入後のミスマッチを防ぐことができます。
⑤周辺機器との連携と拡張性
ロボット単体ではなく、グリッパー、センサー、搬送装置などとの連携が必要な場合があります。互換性や制御方法を事前に確認し、システム全体での最適化を目指しましょう。
協働ロボット市場動向:普及拡大中の業界と市場規模
協働ロボットは、当初、自動車やエレクトロニクス業界での導入によって普及が進みました。現在ではその応用範囲が大きく広がり、倉庫・物流業界や製造業における構内物流などで普及が拡大しつつあります。また、中食業界では食品の容器詰めといった単純作業の自動化が進んでいます。さらに、これらの単純作業を超え、溶接、研磨、精密組立てといった、熟練工の技の再現が求められる高度な用途への普及も期待されています。
深刻な人手不足や自動化ニーズの高まりを背景に、協働ロボット市場は飛躍的な成長が見込まれています。複数の調査機関の予測では、世界市場規模は2030年代初頭までに300億米ドル(約4.5兆円)を超える規模に拡大し、今後も高い成長率を維持する見通しです。
今後は、協働ロボットにAIや5Gなどの新技術が導入され、ロボット本体や周辺機器の高性能化・高機能化が進むことで、導入業界や需要分野はさらに広がりが期待されます。
フィジカルAI
多方面で AIの活用が広がる中、製造業界でも「フィジカルAI」が大きな注目を集めています。フィジカルAIとは、AIが「脳」ロボットや機械(センサやアクチュエータなど)を「身体」とし活用する技術のことです。この技術により、ヒューマノイドロボットや自動運転、製造現場、介護・医療など、さまざまな分野で高度な自律動作が可能になると期待されています。
製造業界でも、FANUC や 安川電機などの企業が、自社ロボットへのAI活用を本格化する方針を打ち出しています。近い将来、従来のプログラムでは難しかった高度な自動化も実現されるかもしれません。
【フィジカルAI活用例】
- バラツキのあるワークの自動ピッキング
- 熟練工の動きを模倣した溶接・研磨
- 画像認識を活用した高精度検査
まとめ:まずは協働ロボット比較表で候補を絞り込もう
協働ロボットの選定は、性能・価格・用途だけでなく、現場との相性や運用体制も含めて総合的に判断することが重要です。弊社が作成した協働ロボット比較表を活用することで、用途に合ったロボットを効率的に絞り込むことが可能です。まずは比較表で候補を整理し、次のステップとして実機の確認やデモを通じて、最適な選定を進めましょう。
また、『SKソリューション株式会社』では協働ロボット、ロボット周辺機器の実機を保有しております。実際に見て、触っていただくことが可能です。導入前のテスティング対応なども行っています。導入を検討中の方はぜひお気軽にお問い合わせください。現場に合った最適なロボット選びを、全力でサポートいたします。















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